中古建機 輸出 ワールドイクイップ

中古建機の輸出について / ワールドイクイップ

貴社の中古建機(中古建設機械)を海外へ向けてご紹介。 エクスカベーター/バックホー/ブルドーザー/ホイールローダー/クレーン/ラフターレーン/etc...

中古建機の輸出について

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輸出の流れと知識

1.当サイト内掲載中古建機に海外バイヤーより引き合い

当サイトの掲載機械に対し、海外のバイヤーから問い合わせが入ります。
価格、引渡し場所、取引条件などの諸条件を連絡し、折り合えば契約に進みます。

引渡し条件

商談の中での重要な取り決め事項が、引渡し条件です。
通常、主だった引渡し条件として下記のようなものがあります。

  • Ex-Yard
    日本の置き場渡し。
  • Ex-Go-Down
    指定置き場渡し。
  • FOB(Free On Board)
    日本の貿易港で輸出通関後引き渡す条件です。
  • C&F(Cost & Freight)
    買主が品物代金と海上運賃を支払う契約です。
  • CIF(Cost, Insurance & Freight)
    業界でもっとも一般的に使われている条件です。買主が、商品代金、海上保険、海上運賃を支払う条件です。


2.売買契約の締結

売買契約の締結に入ります。契約書を作成し、売主がサインした Proforma Invoice を買主にFaxすると商談成立です。

売買契約書

海外のバイヤーとの売買契約には通常 Proforma Invoice を用います。
Proforma Invoice では、代金決済方法、積出港、引渡港、引渡し方法、荷姿、商品の明細、数量、金額、などを取り決めします。



3.海上輸送の手配

商談が成立すると、契約の条件に基づいて、海上輸送の手配をすることになります。
小型の建機の場合、20フィート、40フィートの海上コンテナを利用すると海上運賃が安くなる場合が多いようです。
海上輸送の手配(船腹予約)は海運会社に直接予約する場合とシッピング・ブローカーに依頼する場合などがあります。

日本の主要輸出港
  • 横浜港
  • 東京港
  • 大阪港
  • 神戸港
  • 福岡港

※その他にも貿易港は数多くありますが、国際定期航路を持つ海運会社が寄稿する港を利用するのが一般的です。

海上輸送の方法

小型建機などをまとめてひとつの仕向け地に輸出する場合は、コンテナーを用いるケースが多いようです。 コンテナーは20フィート、40フィートの2種類の大きさのものがあり、その中に複数の建機を入れることが出来ます。 コンテナーに入れる際には、海上で嵐にあった際に、コンテナーが激しく揺られることも想定して、ワイヤーでしっかりと固定する必要があります。 また、コンテナーに入れる場合でも、洗車はしっかりとしておく必要があります。

高さや幅が若干はみだす機械にはコンテナーの床の部分だけのようなフラットラックが用いられます。

それ以外の建設機械は自走で積み込まれます。 Ro/Ro船(Roll on Roll off)とはフェリーに自走で乗り込むことの出来る船です。

積み込む場所については、船倉やデッキなどがあります。デッキに詰まれると、輸送時に海水をかぶり錆が発生するなどの不具合も生じますので、船腹予約の際には注意が必要です。



4.海上保険

売買契約条件で売主が手配を求められるケースが多いのが、海上保険です。
海上輸送中の貨物について火災、爆発または輸送用具の衝突、転覆、沈没、座礁などの事故で被る損害に対しての保険です。
L/C決済の場合は、L/Cに記載された条件での海上保険の手配が必要となります。



5.通関

船積みの準備が整い中古建機を港に搬入します。
搬入に当たっては、建機を洗車し、泥を念入りに落す必要があります。
海外に海上輸送するためには、通関の手続きが必要となります。

洗車基準

米国、オーストラリア、ニュージーランドは洗車基準が厳しくなっています。



6.商品代金

消費税
  • 国外で消費される商品は消費税の課税対象外となります。従って、輸出された商品は非課税となります。
  • 輸出商品の仕入れ代金は課税対象外となるため、決算時に消費税の還付の対象となります。
外為取引

為替相場は日々変動しています。
契約締結時に利益を確定させたい場合、為替予約などの手続きをとることもあります。